スターブリッジによるMicroTCAトータルサポート
スターブリッジではMicroTCAシステムの構築に不可欠なMCHとパワーモジュール製品を始めDSP、FPGAボードを取り扱っています。中でも、SerialRapidIO(SRIO)については、高機能なツールによりファブリックの検証や、早期な問題個所の特定が行えます。
その他、バックプレーンやCPUボードについても各ベンダーさんとパートナー関係にあり、お客様のシステム構築と立上げをトータルサポートいたします。
役立つツール
NATView ~ NAT-MCH
NATViewはN.A.T.社のNAT-MCHに付属のGUIツールで、RMCPによりPCがシェルフマネージャとして利用できます。GUIはjavaを用いており、Java実行環境があればWindowsでもLinuxでも利用できます。
NATViewによりMicroTCAキャリアのFRU構成の確認はもとより、各FRUのセンサの監視や、アラーム条件の設定などがGUIにより操作できます。
Dash Board ~ MicroBlade PowerModule
DashBoardはMicroBlade社のパワーモジュール用のGUIツールで、モジュールパネルにあるデバッグ用ポートとPCをUSBケーブルによりシリアル接続してパワーモジュールの状態監視をすることができます。
全ペイロードの電圧と電流が一覧として確認できるため、電源系の監視についてはNATViewより便利です。こちらもNATViewと同じくGUIにjavaを用いており、Java実行環境があればWindowsでもLinuxでも利用できます。
RapidFET ~ SerialRapidIO
RapidFETはSerialRapidIOファブリックの接続状態をディスカバリして図式表示します。またリンクの接続状態やエラー発生の監視機能を備えるほか、ルーティングの設定やトランザクション状態の検出、レジスタアクセスなども可能で、非常に強力なSRIO用ツールです。
ハードウェア構築後、SRIOファブリック設定をするソフトウェアが完成していない場合や、ソフトウェア動作の検証ができていない場合でも、RapidFETでデバイス間の通信可否をハードウェア単独で確認できるため、とくにシステムデバッグの初期段階においては強力な助っ人となります。
Signal Analyzer ~ SerialRapidIO
SignalAnalyzerはIDT社(旧Tundra社)のSerialRapidIOデバイスTsiシリーズに対応したオンチップスコープで、Link Partnar Card(LPC)用いてPC上でTsiデバイスのレシーバ波形を確認することができます。
ハードウェア構築後、リンクが確立できない場合など、信号波形の確認が必要な際にPCを用いてアイパターンの確認ができます。従来の高速デジタルオシロスコープを用いる手法では差動プローブの接続が困難であったり、プローブの接続が正確でないと正しいパターンが捕れないこともありますが、Signal Analyzerは伝送線路に負荷を加えることなく正にデバイスのレシーバ端で波形測定が可能です。
測定の結果、アイが確保できていない場合は、Signal AnalyzerのGUIにより、ドライバのプリエンファシスやレシーバのイコライザ特性を調整することもでき、システムに適した設定値を取得することが可能です。
また、ドライバ側とレシーバ側が共通のクロックで同期できていない場合でも、2レーン以上で結線されたポートであれば、計測ポート以外のレーンを同期クロックとして利用できるため、ラック間のポートなども確認が可能です。
最後に
スターブリッジでは、お客様が安心してシステムを構築するために、インターオペラビリティーの実績がある製品と優れたツールを用意して、製品のご紹介とサポートをおこなっております。